子供の「やりたい!」を応援する:イヤイヤ期にも効く!親子が笑顔になる魔法の声かけ
お子さんが「自分でやりたい」という強い気持ちや、特定のことへのこだわりを見せるのは、成長の証です。でもその気持ちが、親の「時間を守る」「物を大切にする」といったふだんのルールとぶつかることがあります。
たとえば、靴を自分で履きたいけれど時間がかかりすぎて遅刻しそうになる。カバンを持ちたいけれど、引きずって汚してしまう。
このような時に親が急かしたり取り上げたりすると、子供の意欲がしぼんでしまうこともあります。
この記事では、子供の意欲を大切にしながら、現実の中で行動を整えるための声かけと「仕組みを作る」方法を紹介します。これは、子供が将来、自分の力を社会の中で活かせるようになるための大切なステップです。
強い意欲とルールのぶつかり合い なぜ子供は聞かないのか

子供が親の言葉を聞かずにこだわりを通そうとするのは、「自分でやりたい」という気持ちがとても強いからです。
この時期の子供にとって、思い通りに動くことは“自分を確認する大切な行為”なのです。
自分で決めて、自分の手でやり遂げることで、達成感や安心感を感じます。そして、その経験の積み重ねが「できた!」という自信につながり、少しずつ自己肯定感を育てていきます。
ときには失敗して泣いたり、思うようにできずに怒ることもありますが、それも成長の一部。
親が見守りながら、うまくできた時に共に喜ぶことが、子供の内側にある“自分を信じる力”を強くしていくのです。
すれ違いを乗り越えるための2つのポイント

ポイント1:「やりたい」気持ちを否定しない
行動に問題があっても、気持ちは大切にします。「やりたい気持ちはわかるよ」と受け止めることで、子供は安心し、次の言葉も聞き入れやすくなります。
ポイント2:「ルール」は親が冷静に伝える
意欲とルールは別のものです。時間や物の扱い方は、親が落ち着いて教える役目です。「カバンを引きずると傷ついちゃうよ」と理由を添えて伝えることで、子供はルールの意味を理解しやすくなります。
「時間がかかる問題」を仕組みで解決するコツ

朝の支度など、子供の意欲と時間の制約がぶつかりやすい場面では、「早くして」は逆に反発して泣き叫んだりしてしまうので、、親がしっかりと流れを作ってあげるのが効果的です。
1. 「できた!」を一緒に増やす声かけ
1〜2歳の子には、楽しい音や動きを交えて手伝うのがコツです。親は難しい部分をサポートし、子供には簡単な“最後の動作”を任せましょう。
例:靴を履くとき
「自分で履きたいね、えらい! じゃあママがお靴の口を『あ〜ん!』してあげるね。〇〇ちゃんは足を『ピタッ!』って入れる係ね! 1・2・3、『できた!』(一緒に拍手)」
例:コートを着るとき
「ボタンを触りたいね。じゃあママがボタンさんを『ここ!』まで連れてくるから、〇〇ちゃんは指で『ポチッ!』って押してみよう!」
こうすると、子供は“自分でやった”という満足感を持ちつつ、スムーズに次の行動へ移れます。
2. 親の都合は「正直に伝える」
焦りを隠すよりも、素直に伝えることで協力を得やすくなります。
声かけの例
「〇〇ちゃん、自分でやりたいの、ママ嬉しいよ。でも時計さんが『もう行くよ〜』って言ってるの。ママが5秒だけお手伝いしてもいい?そしたらバイバイして自分で歩こう!」
時間を“敵”ではなく“仲間”として登場させると、子供も受け入れやすくなります。
行動をやさしく直す「代わりの提案」

物の扱い方や安全に関わる行動は、禁止するよりも別の方法を提案します。
1. カバンを持ちたがったが、引きずってしまう時
すぐに止めるよりも、理由と代わりの行動をセットで伝えます。
声かけの例
「〇〇ちゃん、カバンを持ちたいのね、すごいね! でもカバンさん、『いたいよ〜』って泣いてるよ。地面につかないように、お空を見せてあげようか!」
「高い高い〜!」と持ち上げる動きを提案すると、楽しく切り替えられます。
2. 「大切にする」気持ちを見せて伝える
言葉だけでは伝わりにくい時は、実際に見せて教えましょう。
声かけの例
「見て、このカバンさん、少し痛そうだね。どう持ってあげたら元気になれるかな?」
物を“生きている存在”のように扱うと、共感が育ちやすくなります。
まとめ

「自分でやりたい」という気持ちは、将来につながる大切な力です。親が焦らず、仕組みや提案で寄り添うことで、子供は挑戦する力と社会のルールを学んでいきます。
今日から少しずつ、声かけや工夫を取り入れてみてください。




