「もうイヤなの!」「ちがう!」と泣き叫ぶ毎日。1歳半を過ぎたあたりから、まさに“イヤイヤ期”が始まったように感じます。
食事も着替えもお風呂も全部イヤ。親の声がけもなかなか通らず、正直こちらが泣きたくなる瞬間もありますよね。
でも、少しずつ試行錯誤を繰り返していくうちに、子どもの「イヤイヤ」にもちゃんと理由があることが分かってきました。
今回は、我が家で実際に試してみて効果があった“イヤイヤ期のリアル対処法5つ”をご紹介します。
そもそもイヤイヤ期っていつから始まる?どうして起こるの?

イヤイヤ期は、早い子で1歳半頃から、遅い子でも2歳半頃までに始まることが多いです。これは、子どもの中で「自分でやりたい」「思い通りにしたい」という気持ち=自我が芽生える自然な成長の過程です。
つまり、「イヤ!」と言えるようになったのは、子どもがきちんと自分を表現できるようになった証拠。むしろ“良いこと”なんです!
だからといって、毎日イヤイヤされる側の親にとってはなかなかの試練。特に1歳半〜2歳は言葉の理解が進んでいるのに、思い通りに伝えられないもどかしさもあり、感情が爆発しやすい時期なんです。
コツ:子どもの「イヤ!」は反抗ではなく“自己主張の練習”。親が見守る姿勢でいるだけで、空気がやわらぎます。
我が家で実践したリアル対処法5つ

① 選択肢をあらかじめ与える(自分で選んだ感を作る)
「どっちの服にする?」と聞くだけで、子どもは“自分で決めた”という満足感を得られます。選択肢を絞るのがポイント。
我が家では朝の着替えは自分で選べるように、シャツとズボンの引き出しを用意して、その中から選ばせるようにしたところ、着替えがスムーズに進むようになりました。
選んだ服も褒めてあげることで、小さな成功体験を積ませるのがコツです。
② 「イヤイヤ」を受け止めてから伝える
「イヤなんだね、そうだよね」と一度受け止めてから話すと、子どもは落ち着きやすくなります。
ここで親が怒ったりするとさらにヒートアップしてしまうので、まずは、感情を否定するより、共感してあげることで安心感が生まれるからです。
一度受け止めて落ち着かせてから、「じゃあ○○してみようか」と、次の行動を受け入れてくれることが増えました。
③ 時間に余裕を持つスケジュールにする
時間に追われると、親も子もイライラが倍増します。そこで我が家では、朝食やお風呂の時間を10分早めに設定。急かさないことで、子どもが自分のペースで動けるようになりました。
「○○しよう!」よりも「○○までにしようね」という言い方に変えるだけでも効果があります。「ご飯までに片付けようね」「お散歩行くまでにお着替えしようね」など。
④ イヤイヤモードを切り替える仕掛けを用意

気持ちの切り替えが難しい子には、「お気に入りのグッズ」が効果的です。我が家では、お気に入りのおもちゃや絵本を“仲介役”に使ったり、音楽を流して気分を変えたりしています。
特に、ホワイトノイズマシン(スリープサウンド)は寝かしつけのときに効果的。夜や昼寝のときにオルゴールや静かな音楽や波の音でリラックスできるので、夜のイヤイヤも減りました。
💡 気分を変えるおすすめグッズ(親子で一緒に楽しめるもの):
ホワイトノイズマシン(スリープサウンド)
音楽をかけて気分転換。親の好きな音楽でもOKです。
お気に入りの絵本
好きな絵本を読んであげるのも効果的。お気に入りの一冊はいつでも手に取れるようなところに置いておくと助かります。うちの子はしかけのある絵本が大好きです。
音が出るおもちゃ
お気に入りのおもちゃであれば問題ないですが、音の出るものなどがおすすめ。楽しい雰囲気をつくりましょう。
⑤ 親がイライラしすぎない工夫を
イヤイヤ期は、子どもよりも“親の心の余裕”が試される時期です。完璧にこなそうとせず、うまくいかない日も「そんな日もある」と割り切ることが大切。
我が家では「1日1回、イヤイヤを笑いに変える」ルールを作りました。ちょっとした息抜きで気持ちがラクになります。
ほんの数分でもコーヒーを飲んで深呼吸。自分の時間を確保することが、結果的に子どもの安定にもつながります。
親のストレスを減らす親向けグッズ&習慣
イヤイヤ期の本当の主役は「親のメンタルケア」かもしれません。子どもを変えるより、自分の“心の余白”を増やすことでうまく回ることが多いです。
| 種別 | グッズ/行動例 | 効果・理由 |
|---|---|---|
| 🎧 好きな音楽・推しで気分転換 | イヤホン+お気に入りプレイリスト(推しの曲やリラックス音楽) | 短い間だけ“自分の世界”を取り戻せる時間をつくる。「好きな音楽を聴く=リセットスイッチ」。気持ちを立て直して、また子どもに優しく戻れる。 |
| ☕ リセット時間を固定化する | マグカップウォーマー+お気に入りのコーヒーやハーブティー | 「この時間だけは温かい飲み物を飲む」と決めておくと、慌ただしい一日でも“自分のペース”を思い出せる。 |
| 💨 香りと呼吸で落ち着く | アロマストーン+柑橘系のオイル(無印良品など) | 香りがあると、深呼吸しやすくなり、自然と体の緊張がゆるむ。イヤイヤ対応の合間に“ひと息”を入れる習慣に。 |
| 📱 ちょっとした癒しアプリ | YouTube Music/Spotifyで“推し時間”を3分だけ | 推しの曲やお気に入りの声を聞くと、脳が「安心モード」に切り替わる。泣き声が続く日こそ“自分の癒しBGM”を。 |
| 🕯 照明と空気感を整える | スマートライト(SwitchBot/Philips Hueなど) | 部屋の光を柔らかくするだけで、親も子どもも落ち着く。夜のルーティンにも◎。 |

推しの曲や癒し音楽は、親のメンタルサポートツール。おすすめはイヤーカフ型のイヤホン周りの音がちゃんと聞こえるので異変にもすぐ気づけます。サウンドピーツのイヤホンはコスパ最強のおすすめアイテム。
お気に入りの飲み物を用意しておくのもおすすめです。まずは心を落ち着かせる効果のあるカモミールティーはいかがでしょう。もちろんジュースやスープでも良いと思います。
まとめ|イヤイヤ期は「成長の証」、焦らず寄り添おう

イヤイヤ期は、誰にでも訪れる“自立の第一歩”。親にとっては試練のように感じますが、子どもが自分の意志を持ち始めた証拠です。
完璧に乗り切る必要はありません。「今日もなんとか乗り越えた」で十分です。焦らず、笑いながら、少しずつ親子で成長していけたらいいですね。
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